地盤調査
これから家や工場など建物を建てようとする際、間取りや外観にばかり気を奪われていませんか。
建物が建つ足元(地盤)の状況が分からないと不安ではないですか。
最近よく耳にする『不同沈下』とは、足元(地盤)の状況を調べずに建物を建ててしまい、その建物の重さに耐え切れずに、不均一に建物が傾いてしまう現象を言います。そんな不幸な事態を起こさないよう事前に足元(地盤)の状況を調べることを『地盤調査』といいます。
スウェーデン式サウンディング試験(SS試験)
鉄の棒(ロッド)の先端にスクリューポイントを取り付けたものに鉄のおもりを乗せ、地面に垂直に差し込んでいきます。貫入に要する荷重や速度・回転数などから地盤の抵抗値を測定します。住宅から工場など、幅広く対応できる最も一般的な地盤調査方法です。
当社では、コンピュータ制御の全自動貫入試験機『ジオカルテIIおよびジオカルテIII』を使用しています。
標準貫入試験
ボーリングにより孔を開け、ボーリングロッド頭部に取り付けたノッキングブロックをモンケンで打撃し、30cm貫入するのに要す回数(N値)を測る方法です。地下水位の確認や、土質サンプルの採取も出来ます。
平板載荷試験
直径30cmの鉄板に重機などを使用し、荷重を段階的に載せ沈下量を測定します。地盤そのものの支持力を直接判定できる反面、深層の支持力を調査する事が困難です。